ホストクラブ、キャバクラなどで働くホストやキャストのビジュアル面をサポートするヘアメイク。人気の職業のひとつです。
ホストクラブとキャバクラを同じヘアメイクスタジオが担当する場合もあり、仕事やギャラの形態も類似していますので、一緒に解説していきます。

業務内容
ホストクラブやキャバクラなどのナイトワークは、イメージや外見的な魅力、個性、キャラクターを売り物とする世界。
接客前にヘアセットをすることで、プロの姿に大変身。ヘアメイクはホストやキャバ嬢を輝かせる重要な仕事のひとつです。
■ヒアリング
ヘアメイクの業務は、ヘアスタイルを整えるだけでありません。
ホストやキャストが求めるイメージをヒアリングして、その人のキャラクターや個性にあったヘアスタイルを提案するのも業務の一環です。
ホストであれば「アイドル系」なのか「クール系」なのか、それともまた違うキャラなのか。
キャバ嬢であれば「妖艶系」「清楚系」などがあります。
ヘアスタイルによってイメージは大きく変わります。
また、求められるヘアスタイルはキャスト自身のイメージづくりもありますが、その日のスーツやドレス、また指名の入っているお客さんの好みなどによっても、細かいカスタマイズが求められます。
そのキャストの状況を正確にキャッチして、ヘアスタイルに反映させる能力が必要とされます。
もちろんイベントなど特別な日には、また求められるヘアスタイルも異なってきます。
■ヘアメイク
衣装との相性、崩れにくさ、室内光での映え方など、ナイトワークの接客に必要とされる要素がヘアメイク技術が求められます。
現場での経験を積んで習得していく必要があります。
出勤時間に間に合わせなくてはならないという制約があり、一人当たり約15分ほどと、通常のヘアメイクよりもスピードが求められます。
1日に、10人~15人ほどのセットを担当します。
また、ヘアスタイルには流行があるため、トレンドを取り入れてセンスを磨き続ける必要もあり、常に勉強が必要だといえるでしょう。
■ヘアケアなど
業務はヘアメイクに関してだけではありません。
ヘアダメージのケア、メイクアップなど美容全般への対処が必要とされます。
ときには前髪などちょっとしたカットや、眉毛を整えるといったことが必要とされることもあります。
ヘアセットやヘアケア商品、メイクアップアイテム、化粧品など美容関連の新商品についてアドバイスを求められることもあるため、商品知識も常に情報収集しておく必要があります。
■着付け
キャバクラでは夏に浴衣イベントをする店が多くあります。
また、周年やバースデーなどのイベントでも着物を着たいと望むキャストやホストもいます。
そのため、着付けができる場合は給与面などにおいて優遇される場合があります。
■宣材撮影
ベテランになると、出勤前だけではなく、宣材写真の撮影でのヘアメイクを頼まれることも出てきます。
この際は、撮影前のヘアメイクだけではなく、撮影中のヘアセットの直しなども行います。
写真映えをするというまた異なった仕上げ技術が求められます。

雇用形態・給与
■雇用について
雇用形態は様々。
主な働き方は、ヘアメイクスタジオに勤務する、または、大きなグループ店のお店専属ヘアメイクとして雇われるという2パターン。
ちなみに、ヘアメイクスタジオの場合は、ホスト、キャバクラ嬢のほか、ガールズバーなど様々な業種のナイトワークを担当する場合もあります。
また、一般の美容師が勤務後に副業として行なっている場合も多くあります。
未経験から始める場合は、夜職向けのヘアメイクスタジオの求人に応募するのが一般的ですが、人伝てでフリーのヘアメイクを探してアシスタントになるといったルートもあります。
ベテランの場合、独立してフリーランスとして仕事を請け負う場合もあります。
■勤務時間
勤務時間は出勤前の時間帯、一般的に18時~23時半頃となりますが、昼キャバ向けなどに朝の早い時間から、朝キャバ向けに深夜~明け方の時間帯に営業するスタジオもあります。
■給与
給与は、一般の美容師よりも高く、時給2,000円~3,000円ほどが一般的です。
未経験の場合、時給1,500円ほどからのスタートの場合もあります。
正社員募集の場合もありますが、経験者募集の場合がほとんどであり、給与は経験や技術などにより大きく異なります。

向いている人
ホスト業界、キャバクラ業界は、高度なコミュ力が求められる世界であり、関係スタッフもまたコミュニケーション力の高さが求められます。
キャストは外見に対する美意識やこだわりが高く、ヘアメイクの仕上がりにも厳しい水準が要求されます。
キャストの要望に寄り添う柔軟な姿勢が必要とされます。
例えばキャバクラ嬢の巻き髪など、ホスト、キャバクラのヘアスタイルは特有なものがあり、一般的な美容知識のほか、その世界独特の美意識を勉強し、理解することが求められます。
東京、大阪、博多など、各地域で求められる好みも変わるため、柔軟性の高いセンスが必要です。
自分の適性を見極めたい場合は、体験入社のある求人を選び、実際に現場を体験してみるのも一つの手です。
キャストの出勤時間に合わせた勤務時間となり、夕方からの出勤なども多いので、朝が苦手という方なども向いているかもしれません。
週末、祝日前など一般的な休日前が最も忙しいタイミングとなります。
暦上の休日に合わせて休みを取りたいという方には不向かもしれません。
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